中小企業、大企業の違いは?就職にも役立つ僕の経験論
「お客は意味不明。なんかバカ売れする商品ない?」
数日前、会社の社員食堂で聞いた言葉です。
でもこれは、うちの会社に限った事ではないと思います。
残念ながら、現在の日本では形だけの
顧客第一主義がまかり通っている気がしてなりません。
今日は、大企業と中小企業の違いについて、
大中小企業、ベンチャー企業を渡り歩いた僕なりの体験談と
どのような企業に就職したらよいのか?
その辺もお伝えします。
【ある大企業であった社員の話】
ある昼休みの事です。忙しかった仕事も一段落。
みんなでご飯を食べましょう。ということで、
社員食堂にて、雑談していたときのことです。
僕は、耳を疑うような出来事があったのです。
僕「課長、今、私たちは、医療系の市場に参入しようとしていますが、
お客様はどんな機能や性能を求めているのですか?」
(因みに僕は、工場技術者であり、顧客の声がわからないので、
興味で聞いてみた。その課長は、設計部署の課長である)
課長「いや、わかないんだけどね、でも、医者ってワガママらしいよ。
担当者は、言われるがままに受注をとって、すごく苦労しているみたい。」
僕「そうなんですね。わがままな顧客って良いじゃないですか。
彼らは何故そんなにワガママなんでしょうか。
(それがわかったら、僕たちの独壇場だし、価格も上げられますしね^^)」
課長「うーーん。どうなんだろうね…。」
僕「それって物凄い問題ですよ。顧客の情報を引き出すことをしないなんて。
(知ろうとせずに一方的にワガママなんて言っちゃダメです!
そこが我が社の問題だと思います。僕も含めて)」
50代の先輩「あのなー。白い人(医者)の
考えている事なんてわかんないんだよ!」
僕の直属の上司「そんな事、やったって意味ねーだろ!」
僕「…(お客様を差別なんてあってはならないことでは?)…」
非常に悲しくなったのと同時に、
この雰囲気というのは、会社全体に蔓延していると感じました。
それでは、会社のトップはどの様に考えているのでしょうか?
【ある大企業であった社長の話】
先日の社長の話をお伝えします。
…
私自身も、締切を意識して、【お客様起点の発想】で、
スピーディーに
…
そうした思いをもって、○○ショーに行ってきました。
(モーターショーみたいなもの)
個人的に驚いたのは、【○○という技術】です。
また、○○会社にも訪問してきました。
○○の素晴らしい点は、【○○システムを開発、提供してお客様価値を高め】
その結果、利益を生み出し、新たな【新規開発を行う】好循環です。
【将来の姿を自ら創る】という強い意志
…
どうでしょうか?
お客様起点と言いながら、
本人が感化しているのは、全て【技術】です。
そこに、お客様がどんな所に喜んでいるとか、
そう言った声が全く聞こえない。
技術、技術言っても、お客様が喜んだのか、
そこがわからないと、正しいのかわからないじゃないですか。
言葉では、顧客第一主義と言いつつ、
社長が顧客第一の思考になっていない。
非常に残念なことです。
ただ、この状況は、一企業の社長、
社員を責められるものではありません。
僕は日本社会全体の問題だと考えているのです。
【新時代のビジネスのお手本】
これまでの日本は、
高性能で安いものが売れてきました。
でも、ここ最近で言えば、
どんなに高機能、高性能でも、安くても、
顧客の心を掴まなくては、全く売れないのです。
逆に、一人ひとりのお客さんに向き合い、
超個別対応した商品だと、単価が高くても売れるのです。
今後は、
「作ったから売れる」
ではなく、
「顧客に求められるから売れる」
のです。
ここで一つ、会社を紹介したいと思います。
とあるコミュニティでお会いした、経営者の方で、
岡室さんと言います。
会社名:港製器工業株式会社
社長:岡室 昇志さん
(後ほどリンクを貼っておきます)
先日、
『大阪で人をいちばん大切にする会社111社』
に選ばれました。
彼がお話している、動画を拝見しましたが、
やってることが、本当に段違いです。
【お客様が本当に求めているモノを知る】
顧客の要求した図面を安く作るのではなく、
その図面で作れば、顧客の目標が本当に達成されるのか?
顧客と一緒に考える。そしてアドバイスする。
言われた通りに作るんじゃないんです。
顧客と一緒に作り上げていくんです。
そのためなら、あらゆるノウハウを提供する。
そんな超個別対応されたら、
お客様もファンになりますよね^^
これからは、岡室さんの様な会社が、
活躍していくな、と確信しています。
【大企業と中小企業の違い】
これからの時代、ますます流れが速くなるので、
大企業で、太刀打ちするのは非常に厳しいと思っています。
社会的影響力が大きい分、世論だとか、
過去のしがらみが多すぎるのです。
その点、岡室さんの様な中小企業は、
社長の理念を社員に伝えるのは早いですし、
個別の対応が可能となります。
大企業は、もはや安泰とは言い難いですが、
そうは言っても、30万人規模の企業であれば、
国は潰すわけにはいきませんから、そのような意味では、
中小企業よりは、安定しているかもしれません。
社会的信用とか、世間体も部があるでしょう。
僕の意見としては、
大企業だろうが、中小企業だろうが、どこに勤めようが、
そこで【何を学ぶか?】が重要だと思います。
その商品の技術、技能を学ぶだけでは勿体ない。
仕事を通じて、いかに人間力を磨き、魅力的になるか?
が重要だと思います。
特に、これからの時代、必要だと思う力は、
顧客視点です。
【自己満足の自我は置いておいて、
相手が喜ぶことを考え、行動する力】
これが重要だと思います。
最初の、僕の会社でのトラブル。
やり方間違ったな、と感じました。
【僕が会社に貢献したい事】
まず、僕の伝え方がまずかったです。
僕にその意思はなかったにせよ、
会社や個人を攻撃するような形になってしまった。
角が立つ言い方をすると、出る杭は打たれるのです。
それではどうしたら良いか?という事で、
その事件の後に僕も岡室さんを見習い、活動してきました。
僕はお客様と直接繋がれる機会は無いですが、
製造現場は後工程なので、ある意味お客様です。
これまでは、現場に半ば一方的にに指示を出していて、
お客様の声(現場の声)を積極的に聞いているとは、
とても言えない状況でしたが、
現場に仕事がないにも関わらず、
とにかく話を聞きにいこうと、足を運びました。
最初は、顔見知り程度で、
ミスをして怒られたくないからやる、程度のモチベーションだったのが、
会社を良くするために、お互い頑張ろう!現場はここをサポートするから、
僕にはこうして欲しいとか、前向きな意見が得られて、
本当にうれしくなりました。
意気投合して、あっという間に3時間が過ぎていました。
魂からシンクロできたな、と感じました。
この様なチームをモデル化して、
他のチームにも展開していったら、会社は間違いなく良くなる。
そして、顧客第一主義の思想を広めていける。
そのように感じています。
この様な活動を地道に続けて行って、
現場叩き上げの影響力を持っていけば、
役職とかの地位がなくとも、
会社を動かす事は十分にできると感じました。
【今の僕の活動】
僕は魂のシンクロ理論というものを通して、
・今の仕事に生きがいを感じ
・子育て、家族の不安を減らし
・就職活動においても揺るぎない信念を貫く
様な、生きている感触を強く感じる
そんな人を増やしたいと考えています。
(もちろん、自身のビジネスを起こしても良いです。
因みにネットビジネスは僕の得意分野であり、
非常に低いリスクで独立までのご案内もできます。)
新しく出会った方々が、生き生きとした眼差しに変わり、
「これから頑張れます!」と言って頂けるのは、
本当に嬉しいことです。いつも出会いに感謝しています。
今、魂のシンクロをテーマに、
自分で収入を増やす方法はもちろん、
豊かに生きる方法をみんなで考える、
コミュニティを運営しています。
どなたでも参加できますし、
いつでも退会できますので、
参加頂けたら嬉しく思います。
individualコミュニティの参加はこちら
最後になりますが、
岡室さんの理念はここで見れます。
http://buzip.net/osaka/minatoseiki/president/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。